訪問によるカウンセリング
精神疾患に至った経緯について、性格や物事の考え方、行動パターンなどが影響していることはよくあることです。
「誰かにわかってもらえた」「自分が抱えていたことを話せてすっきりした」
という経験
そして、看護師との信頼関係の中で、自分が直面している問題に取り組もうと初めて思えます。
すべて吐き出せるように様々な医療的アプローチを行います。
様々なアプローチのご紹介
(以下のアプローチのかかりつけ医の指示の元に行われます。)
認知行動療法
認知行動療法では、相談者の方が自分の力で問題を解決できるようになることを目標として、必要なスキルの向上や対処法の習得を援助します。
ある状況における、ある人の『考え方』、『行動』、『気分』、『身体の反応』は、それぞれつながっていて影響を与えあっていると考え、それらを修正することで相談者の抱えている問題の解決を目指します。
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こんな方におすすめ
- 双極性障害などで物事の捉え方を変えたい人
- 極端に悲観的な考え方から抑うつとなってしまう人
支持的精神療法
憂うつ、心配、不安などの心の症状の苦痛の軽減を目標とした方法で、相談者の抱えている辛さや悩み、不安をよく聴き、それを理解して支えるものです。
相談者はそれまでに抱えてきた様々な思いを話し、受け止められる体験を通して、感情が発散され、心の苦しみや不安などが和らいでいきます。
相談者が話す内容についての価値判断(良い、間違っている、など)はしません。あくまで相談者の気持ちに寄り添い支えることで、相談者の気持ちが楽になるように援助し、回復につなげます。
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こんな方におすすめ
- 自身の状態を他の人にわかってもらえず悩んでいる人
- 心の中に吐き出したい気持ちが多くモヤモヤしている人
転移焦点化精神療法
感情の振り幅が大きすぎる場合や、他者への過度な依存がある場合
「転移」を活用して、これまでない"あなた"を検討できるようにします。
合わせて、家族関係や社会生活などの問題を
これまでにない"あなた"ならどのように対処していくかを通して、改善をはかります。
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こんな方におすすめ
- 感情の振り幅が極端に激しく両極端に考えがち方
- 衝動性や人から見捨てられたくないという感情が強い方
内的家族システム療法
精神疾患によるフラッシュバックでは、内面にある防衛機能が心を守ろうとしている状況です。
内的家族システム療法では、心を守っている感情と心を解放する感情に分けて
心を解放する感情にフォーカスして働きかけを行なっていきます。
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こんな方におすすめ
- 過去の体験からのフラッシュバックに悩む方
- 過去の体験からのこだわりなどに悩む方