訪問によるカウンセリング

精神疾患に至った経緯について、性格や物事の考え方、行動パターンなどが影響していることはよくあることです。
「誰かにわかってもらえた」「自分が抱えていたことを話せてすっきりした」
という経験
そして、看護師との信頼関係の中で、自分が直面している問題に取り組もうと初めて思えます。
すべて吐き出せるように様々な医療的アプローチを行います。
様々なアプローチのご紹介
(以下のアプローチのかかりつけ医の指示の元に行われます。)
支持的精神療法

憂うつ、心配、不安などの心の症状の苦痛の軽減を目標とした方法で、相談者の抱えている辛さや悩み、不安をよく聴き、それを理解して支えるものです。
相談者はそれまでに抱えてきた様々な思いを話し、受け止められる体験を通して、感情が発散され、心の苦しみや不安などが和らいでいきます。
相談者が話す内容についての価値判断(良い、間違っている、など)はしません。あくまで相談者の気持ちに寄り添い支えることで、相談者の気持ちが楽になるように援助し、回復につなげます。
認知行動療法

認知行動療法では、相談者の方が自分の力で問題を解決できるようになることを目標として、必要なスキルの向上や対処法の習得を援助します。
ある状況における、ある人の『考え方』、『行動』、『気分』、『身体の反応』は、それぞれつながっていて影響を与えあっていると考え、それらを修正することで相談者の抱えている問題の解決を目指します。
集団精神療法

10人前後のグループの中でお互いの悩みを共有し、参加するメンバーの各々が自分を語ることを通じてお互い支え合いながら、病気と付き合っていく方法です。
似たような問題を抱える人たちや、同じような立場の人たちを集めて行われるため、その中で話をすることで自分自身のことをよく知るきっかけになったり、同じ悩みを持つ方の経験談や知恵を身につけることができるなど、一人で体験すること以上のものを得ることができます。
(こちらは関連施設により行なっております。)